オイシックス・ラ・大地株式会社とNSGグループが立ち上げた新潟フードテックタウン(以下、NFTT)を推進する組織である新潟フードテックタウン実行委員会(共同委員長:池田 弘、高島 宏平、以下NFTT実行委員会)は、2026年6月23日(火)、持続可能な食と農の未来を切り拓き、新たなフードテック産業の基盤となる、アカデミアの研究シーズ事業化および起業家育成推進するための「第1回 アカデミア分科会」を開催しました。
アカデミア分科会のキックオフとなる第1回は、研究シーズの事業化・社会実装の意義や課題について理解を深めることを目的に開催しました。当日は、県内大学や研究機関の研究者・関係者が一堂に会し、研究シーズの事業化に向けた課題として、知的財産、資金供給、人材育成、企業ニーズとのマッチングなどについて活発な意見交換を行いました。大学における研究成果の事業化・社会実装を進めるために必要な視点や課題について認識を共有し、今後の分科会における具体的な議論につながるキックオフの場となりました。
▲アカデミア分科会の様子
▲当日ディスカッションの様子
日時:2026年(令和8年)6月23日(火)16:00~17:30
開催形式:現地(会場:NINNO3 新潟市中央区)及びオンライン参加のハイブリッド形式
出席者:
【分科会長】
各務 茂夫(開志専門職大学 学長)
【委員】
長岡技術科学大学、開志創造大学、新潟食料農業大学、新潟県農業総合研究所 食品研究センター
【協力団体】
新潟経営大学、新潟薬科大学
【オブザーバー】
新潟医療福祉大学、新潟食料農業大学、開志専門職大学、新潟経営大学の関係者
【各務分科会長 発表要旨】
●テーマ:研究技術の事業化における過去の成功事例のご説明
●発表者:分科会長 各務 茂夫(開志専門職大学 学長)
●海外・国内のフードテック企業の事例を通じて、研究シーズの事業化・社会実装に必要な要素や成功要因について理解を深めた。
〇社会課題を起点としたビジョンの設定
・研究シーズの価値は技術そのものだけでなく、「どの社会課題を解決するのか」というビジョンと結び付けることで事業へ発展していくことが示された。
〇研究シーズの事業化プロセス
・研究成果を社会実装へつなげる過程では、知的財産戦略、資金調達、事業化を支える経営人材やメンタリングなど、技術以外の要素を含めたエコシステムの構築が重要であることが共有された。
〇資金調達と成長戦略
・研究開発の進展に応じて、VC投資や公的支援など多様な資金を活用しながら事業を拡大していくことが、事業化を加速させる上で重要であることが示された。
【意見交換 論点趣旨】
●アカデミアの研究シーズを社会実装・事業化につなげるためには、研究者のインセンティブ設計、知的財産マネジメント、資金供給、企業とのマッチングなどを含めた総合的な支援体制の構築が重要であるとの認識が共有された。
〇事業化を支える人材・仕組み
・知的財産の活用やライセンス収入の還元など、研究者が事業化にも取り組みやすくなるインセンティブの整備が必要である。
・研究者だけで事業化を進めることには限界があるため、経営人材や産業界、コンサルタント等によるメンタリングや支援ネットワークの構築が重要である。
〇資金供給・事業化支援
・VCファンドやギャップファンドなど、研究シーズの初期段階を支える資金供給や支援体制の整備が必要である。
・併せて公的支援制度や地域独自の支援策を組み合わせながら、事業化を継続的に支援する仕組みが求められる。
〇研究シーズの事業化に向けた支援体制
・研究シーズの社会実装を促進するためには、大学発スタートアップに加え、既存企業との共同研究や第二創業など、多様な事業化ルートを確保することが重要である。
・既存企業との連携においては、企業側のニーズを踏まえて研究シーズとのマッチングを進めることが重要である。
(今後の予定)
・第2回 7~8月開催 今後の具体的な方針、必要な支援体制についてディスカッション予定
「新潟フードテックタウン(NFTT)」は、オイシックスとNSGグループが推進し、新潟に世界有数のフードテックエコシステムを構築するプロジェクトです。 日本の優れた食文化や技術を国際競争力へと結びつけるため、新潟が有する豊かな食資源や伝統的な発酵技術、食品企業・研究機関の集積といった強みを活かします。産官学金が連携しフードテック特化型ファンドによる資金供給から、大企業と連携した実証実験、グローバルパートナーを通じた海外展開までを包括的に支援します。
500社のスタートアップ創出と累計売上5,000億円の実現を目指し、食産業の活性化と社会課題解決に取り組むとともに、日本の食産業の国内での成長やグローバル展開を推進していきます。食料安全保障や健康課題への関心が高まる中、食を起点とした産業創出を通じて、日本の食産業の競争力強化と持続的成長に貢献することも狙いとしています。
URL:https://niigatafoodtechtown.jp/
新潟フードテックタウン実行委員会事務局(オイシックス株式会社 広報室内)
TEL:050-5305-0549 E-mail:publicity@oisix.co.jp